女同士でトレ・ビアンLife

ステキな彼女の生態と女ふたりぐらしの実態

『MILK』

2009年4月26日 10:08|2 Commentsトレ・ビアンな映画&本

ミルク [DVD]

家でDVD鑑賞はよくするものの、まだふたりで映画館に行ったことはなかった私とグリ子さん。
先週の水曜日、話題のアカデミー賞作品『MILK』を観に行きました。

レディースデーだったため、チケット売り場は女性客が行列を作っていましたが、上映時間の10分前に入館すると、『MILK』を観に来ているのは、女性ふたり組、男女カップル、女性または男性ひとり、と様々でした。(ゲイゲイしい感じのカップルはお見受けせず)
私たちの隣はお腹の大きな女性とその旦那さんのようでした。

この映画、日本では公開されたばかりで、まだ観ていない人も多いと思うので詳細は書けませんが、簡単に説明すると…

1970年代のアメリカで、ゲイと公言して初めて政治家となり、マイノリティのために戦ったハーヴェイ・ミルクという人の伝記映画。

現在は同性愛者が数多く暮らす街としても有名なサンフランシスコですが、当時、同性愛は厳しく取り締まられていたそう。
同性愛者はしばしば精神異常者扱いをされ、教員などの公職につく同性愛者を排除しようとするなど、様々な偏見・差別がありました。

そこで立ち上がったのが、カストロでカメラ屋を経営していたミルク。
彼は、ゲイだけでなく黒人、女性、労働者など、様々な社会的弱者、マイノリティに対し、温かなまなざしを持った人物でした。
その演説は、オバマ大統領を彷彿とさせます。

彼が亡くなった1978年と言えば、私が生まれるほんの数年前。
葬儀の日に追悼のためおこなわれたキャンドルライト・マーチを、映画の撮影時、3000人のボランティアが集まって再現したそうです。
その中には、30年前、実際のキャンドルライト・マーチに加わっていた人もいたんだとか。

私はミルクのことを映画を観るまで知りませんでしたが、このような人がいたからこそ今の時代があることを知って、深く感動しました。
彼の遺志を継いだ活動は現在もおこなわれているそうです。

私の妹がゲイ・パレードなどを見に遊びに行くと言っていた、カストロ・ストリートにもぜひ行ってみたくなりました。

日本のメディアでは、ステレオタイプなゲイやニューハーフを扱ったものが多く、未だ「同性愛者」の姿を描いたものは少ないように感じます。
そんな我々のお茶の間でも、この映画のCMが流されるわけですが、この映画が世の人々にどんな認識をもたらしてくれるのか、期待するところであります。

ともかく、久々に良い映画を観ました。キャスティングも最高!
非常にリアルに、ダイレクトに、メッセージの伝わってくる作品です。
大画面で、ぜひ多くの方に観ていただきたいと思います。

2009年4月26日 10:08|2 Commentsトレ・ビアンな映画&本

Comments

2 Responses to “『MILK』”

  1. 880723
    4月 28th, 2009 @ 12:52 AM

    私も見に行きました。内容の素晴らしさや困難な時代背景。もっと彼について、調べてみようと興味が湧きました。最後に出た、実際のアン(唯一の女性スタッフ)の格好良さに胸キュンしましたが(笑)

  2. ミシェル
    4月 28th, 2009 @ 8:27 AM

    >880723さん
    私もいろいろ調べてみたくなりましたよ。
    本も出ているし、ネットにも情報が出ていますが、今まで知らなかったとは…って感じです。
    アンは実際、女性に人気だったそうですね~。

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