女同士でトレ・ビアンLife

ステキな彼女の生態と女ふたりぐらしの実態

『二人で生きる技術』

2010年4月11日 13:31|4 Commentsトレ・ビアンな映画&本

二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ

大塚さんが経営されているバー「タックスノット」には1度グリ子さんと行ったことがあって。 (私たちのことを「さわやか!」と言ってくださった)

発売を知った時からぜひ読んでみたいと思っていました。
この本には、ゲイである大塚さんの自伝を通して、パートナーとふたりで良い関係を続けていくための「コツ」が書かれています。

私の頭の中では「ずっと一緒にいること=結婚」だった頃もあり、昔はそういう意味合いで強い結婚願望を持っていました。(今は、淡い憧れみたいなものはまったくないけれど)

大塚さんは家庭が複雑だったそうだけれど、私の両親は仲が良く…というか、仲が良すぎて私はちょっと疎外感を感じていたほど。(母は「子より夫」と言う)
私は早く自分のパートナー、自分の家庭が欲しかった。

「ふたりはいつまでもいつまでも幸せに暮らしました」というまるでおとぎ話のように、長く続くパートナーシップを望んできたというエピソード。

深くお互いを知り合える関係。そして、ふたりの間に起きる問題から目をそらさずに、ちゃんと向き合える関係を築きたいと、私も思ってきました。(でも今まであまりできてこなかった)

大塚さんが二丁目に通うようになった時代は、ゲイであってもいつかは結婚するのがあたりまえで、そういう関係をなかなか望めなかったのだそうです。

いわゆる「ハッテン場」はビアンの間ではあまり聞かないけど、インターネットでのインスタントな出会いはたくさんあって。
でも夫婦同然の暮らしをしているカップルもいっぱいいて。

結局ふたりの絆を深められるかどうか、その根っこは同性カップルも異性カップルも同じなんですよね。

ただ「結婚」とか「男と女」という枠組みのない、ゲイのパートナーシップが語られることによって、「ふたりの関係性」という普遍的なテーマがより鮮明に見えた気がしました。
これはグリ子さんとの暮らしの中で気付いたことでもあります。

人との深いパートナーシップを追求し、それをこうして自らの体験を通して語れるのは、大塚さんが深くご自身を見つめてこられた証であり、またとても勇気のいることだったろうと思いました。

すべてのカップルにおすすめ

2010年4月11日 13:31|4 Commentsトレ・ビアンな映画&本

Comments

4 Responses to “『二人で生きる技術』”

  1. ヒロ・カズ
    4月 11th, 2010 @ 9:11 PM

    タックスノット
    自分もずいぶん昔に2、3度お邪魔したことがあります。
    結婚というのは二人でずっと生きていくためので契約。
    公明正大な形を取れない自分たちでも普通に生きている人たちに負けないパートナーシップは築けるはずと密かに信じていたりします。
    この本読んでみたいと思います。

  2. ミシェル
    4月 12th, 2010 @ 1:25 PM

    >ヒロ・カズさん
    仰るとおり、深いパートナーシップを築くことは、結婚することとはまた別だと私も思います。
    二人で生きることと同時にひとりで生きることについても考えさせられた本でした。

  3. ももきち
    4月 12th, 2010 @ 7:45 PM

    公明正大な「夫婦」が子供という鎹まで持ちながら、憎悪と嫌悪にまみれて別れる場によく立ち会います。そんな夫婦を見るにつけ、結局心で結べない絆は、社会的な約束ごととか世間的なしがらみでどれほど縛っても思うほどの効果はないのだなあと感じます。私は、彼女と子供たちを乗せた車でみんなで歌ったりしてるとき、泣きそうなくらいに優しい絆を感じます。

  4. ミシェル
    4月 13th, 2010 @ 10:46 AM

    >ももきちさん
    愛する人との絆をまっとうすべく社会的、法的な結びつきを望む同性カップルと、婚姻関係にあるのに深い絆を得られないと悩む異性カップル…結婚って、共に生きるって何だろうって考えてしまいますね。

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