私の中のオスっちとメスっち
2009年6月16日 10:05|29 Comments|女ふたりの日々と旅
何が男らしいとか女らしいなんて一概に言えるもんじゃないと思う一方、グラデーションのように存在する多様な性を認めていても、その両極にある「男と女」というものを意識する自分に気付くことがあります。
自分のアイデンティティを確立する上で性は無視できないものだったり、あるいは男と女という2つに線引きをしている社会がそうさせるのかもしれないと思ったりします。
結局、生まれ持った性別が何であれ、社会的な性的役割が何であれ、誰もが多少は男性的な面、女性的な面、両方持ち合わせているのではないか…と。(あ~むずかし…)
私とグリ子さんも、「自分の中の男モードと女モードが切り替わる」というような話をしたことがあります。
私はそれを「オスっちとメスっち」と呼んでいます。
彼女の女っぽい所を見ると、そわそわと落ち着かないオスっち。
彼女の男性的な面に胸をときめかせるメスっち。
そんな2匹が私の中にいるのです。
どっちが顔をのぞかせるか、その時その時で違うだけで、どちらも私。
昔は女性に対してはオスっちが強くなる傾向がありました。
「守ってあげなきゃ」とか、「彼女をあーしてこーして」とか…
でもそれを抑えて、男性の前でメスっちばかり登場させていました。
男性といると、相対的に自分のメスっちが引き出されるのだと、それが女なんだと思っていました。
女性に対してメスっちがよく登場するようになったのは、グリ子さんが初めてのような気がします。
意図したわけじゃなく。でも、ちゃんとオスっちの出番もあって。
それが自分らしくて心地いいと感じます。
グリ子さんは、20代くらいまで自分の女性的な部分に違和感を感じることもあったそうです。
でも私から見た彼女は、男性的な部分も女性的な部分も持っているとてもバランスのいい素敵な人。
そして、私の中のオスっちとメスっちの両方をイキイキさせてくれる人。
もしも彼女が男だったとしたら…今のような関係が築けていたか私にはわかりません。ただ、彼女は彼女で、私は私で良かったなぁなんて思います。
オスっち&メスっち飼ってますかっ?
2009年6月16日 10:05|29 Comments|女ふたりの日々と旅
女同士の競争心 »
Comments
29 Responses to “私の中のオスっちとメスっち”
コメントはお気軽にどうぞ〜(承認制です)
6月 16th, 2009 @ 10:48 AM
男性的な部分と女性的な部分。
両方を垣間見ることができると、こっちもバランスよく自分を出せる・・・というか。
より「あるがまま」でいられる気がしますよね。
6月 16th, 2009 @ 11:17 AM
なんか最後の一言凄く心にきましたー!
彼女は彼女で私は私でよかったなんて思える相手に出会えてよかったですね^^
私も自分の中にオスっちとメスっちいる気がします!あんまり深く考えたことなかったですけどw
Sモードのときはオスっちが強く出てるのかも。
6月 16th, 2009 @ 11:24 AM
>ルナさん
そう、あるがまま。うまく言えないけど、女でいることを意識しすぎないから、自分の両面が出しやすいのかも…?(^^)
6月 16th, 2009 @ 11:29 AM
>莉麻さん
なんだかタチとかネコとかって言葉とも違う気がして。誰でもいろんな面がありますもんね。
全部含めてその人なんだって思います(^-^)
6月 16th, 2009 @ 3:01 PM
すごく良くわかります。
誰もが、男性的な部分も、女性的な部分も、
持ち合わせていながら、
表面的に現れていないだけ、、、。
結合レベルが違うというだけで、
人間は原子レベルに落とし込んだら
男も女も構造は一緒らしいですもんね。^^
とかいって、話が堅くなっちゃったけど、(笑)
私自身もそう感じますよ~*
6月 16th, 2009 @ 3:19 PM
>gattoさん
少しとりとめのない感じの話になってしまったのに、理解していただけてうれしいです(^-^)
セクシャリティーやジェンダーのことは、考えていると自分でも混乱することがあるんですが、こうしてシンプルに考えれば良いのかなぁなんて。
6月 16th, 2009 @ 3:23 PM
この表現方法いいねぇ。
ふららとピヨは、時と場合により複雑にオスっちとメスっちが入りまざっているので、タチ、ネコで表現できないのでしっくりこなかったんだ。
これから、使わせてもらうね。
メモメモ
6月 16th, 2009 @ 3:33 PM
私はリバといって、タチも出来るしネコも出来るので本当にそんな感じ。
男性的な相手の前ではメスっちですが、女性的な方の前ではオヤジッチです^^;
彼女の女性的なところを見ると、セクハラしたくなります;;
6月 16th, 2009 @ 3:37 PM
>オスっちとメスっちさん
あはは。うれしいです。
私も人に聞かれてもピンとこなくって。
だから「どうでも良い」ではなく「全部あり」な感じで(笑)
6月 16th, 2009 @ 3:41 PM
>肉球 とと子さん
あぁ、リバという言葉もありますよね。
でもセクシャリティーって言葉、ビアンの中で使われるのと、専門用語として用いられるのではまたニュアンスが違うなぁって。
だからあえて違う書き方してみました。
オヤジっち…(笑)私もある面そうかも~。
6月 16th, 2009 @ 4:21 PM
よくわかりますねぇ。
おすっちとめすっち^^
いますいます♪
でもまだ、自分ではよくわからないって感じです。
どちらも生き生きとさせてくれる人に出会えるのって素敵ですねぇ~。
6月 16th, 2009 @ 5:12 PM
>oniccoさん
何が自分らしいとか、自分が何者かっていうのは、そんなに簡単にわからないですよね~。
いろんな面を見せ合えて、それを認め合える関係っていいですよね(^^)
6月 16th, 2009 @ 7:35 PM
私は…
好きな人の前ではメスっち気味になり甘えん坊に…
担任の前ではオスっち気味になり頭なでたりして遊んでます笑
この二つの切り替えができるってことが
凄く楽で嬉しくなることがなんとなく
私の中にあるなぁと少しずつ思うようになりました^^
6月 16th, 2009 @ 8:50 PM
分かります~。
ゲイと意識するずっと昔からなよなよしてたいじめられて自己嫌悪してました。
今は、会社でクローゼットなはずなのに、ガールズ会に混ぜてもらったりしてますw
スイーツと美容の話題は欠かせません!
現在では、そんなガーリーな自分も好きです。
6月 16th, 2009 @ 9:08 PM
誰にでもあるけど出てくる比率にもよるし自覚の有無ってことなんでしょうね・・・男性でも勿論あると思うし・・・仕事中っておすっちな気がします^_^;
ちょっと話がズレるかもですが、男らしくや女らしくって言葉も、そもそも男は女々しく弱い生き物・女は雄々しく強い生き物だったから、教訓(?)みたいに態々使われたと・・・本とか嘘か真偽はワカラナイけど何となく精神論としてはあってるかなと思うんですよね(体型・体力は別として)。
6月 16th, 2009 @ 9:14 PM
確かに、オスっちとメスっがいる時がありますね♪
あと…ちなみに私は~気持ちの面で…友達になったり…親や子供、兄弟、姉妹…
色んな面を自分にも、相手にも感じる時がありました>^_^<
そのままを受け止めてくれる相手と出会えたミシェルさんは幸せ者ですね~♪
6月 16th, 2009 @ 11:03 PM
>緋那さん
うんうん。やっぱりオスっちとメスっち、両方いますよね~(^-^)
6月 16th, 2009 @ 11:07 PM
>たけしさん
いろんな自分を自分で受け入れられるようになると、なんか楽しくなりますよね(^-^)
私は昔は女子のグループがちょっと苦手でしたよ~。
6月 16th, 2009 @ 11:09 PM
>ぽんずさん
そうですね。人によって、またその時々によって、出てくる比率が違うのだと思います。
教訓…なるほど。たしかにいざという時は女のほうがたくましかったりして(笑)
6月 16th, 2009 @ 11:10 PM
>ryoさん
あ~わかります。私とグリ子さんもそれぞれ何役もやっている気がしますよ~。
いろんな顔を持っていて、相手によっても引き出されるんでしょうね。
6月 17th, 2009 @ 4:36 AM
はじめまして♪一昨日位にこのブログ発見しまして!!一番最初から読破しました(笑)
普段の食事やグリ子さんとの絡み♪おもしろおかしく拝読させてもらってます!お二人ともお料理が上手な上に楽しんでらっしゃるので♪凄く関心してました!!それと、意外にビアン人口が多いのには結構ビックリ。その割に出会いが少ないと言う切実な悩みは皆さん一緒なんですね…。どうにか出会いの場があればいいですが~
6月 17th, 2009 @ 9:33 AM
>blue-powerさん
読破していただきありがとうございました。
感謝感激です(T▽T)
そう、ビアン人口多いんですよね。私もびっくりです。
出会い…やっぱり表立って言えないからっていうのもあるんでしょうね。
6月 17th, 2009 @ 12:14 PM
ミシェルさん☆ありがとうございます。
ビアンと言う立場上、困ってしまうのが家族への対応でしょうか…。
週末同棲的な感じでカノのお家にお泊まり。その時、実家に住んでたから…親に怪しいと思われるわけです。「好きな男でもできたのか!?」みたいな(苦笑)
ドキッとしますよ(笑)
「いや~実は…好きな女がいるんだ…」
とは心の中の声(笑)
まだカミングアウトできません。高齢な父に果たして言うべきか…言わざるべきか…当たり前ですが葛藤はありますよね…
6月 21st, 2009 @ 9:07 AM
オスっち メスっち
という、表現が
ユニークだと
思いました。('-^*)o
自分の場合は…
8:2くらいの割合
かな?と思ってます。
6月 21st, 2009 @ 10:19 AM
>blog090519さん
そうなんですね(^-^)
私自身はどっちがよく出てくるか、はっきりわからないんですけどね~。
どちらの自分も大事って思えるとラクな気がします。
6月 4th, 2010 @ 9:44 AM
ミシェルさん こんにちは。
一年も前の記事にコメントしたのに すぐにお返事くださって感激でした。どうもありがとう!!
一昨夜 私は彼(彼女?)の中のオスっちとメスっちについて言及してしまい ちょいと言い争いに…。
あの子の幸せの鍵を握る一部分だと感じているのですが 後味悪いです。あの子が居心地悪い思いをしたのは確かです( p_q)
そういうコトの後は 私自身は一体何なんだろ?と 考えちゃうんですよ。
6月 5th, 2010 @ 10:40 AM
>フェイさん
う~ん、難しいですね。自分の中のオスっちとメスっちのあり様は人それぞれで、それを強く意識している人もいるだろうから、そこに触れられることを辛く感じる人もいるんだろうなぁ。
そのままを受け止めるって結構難しいことですよね。
9月 28th, 2010 @ 1:48 AM
こんにちは。いつもブログを拝見させてもらっています。
オスっちとメスっちの話、非常に共感しました。
私は親に携帯のメールを勝手に見られた際に自分が女性を愛していることを知られてしまったのですが、
時によって男性目線になる時と女性目線になる時がある事を全く理解してもらえず、私の気持ちは本物ではない、馬鹿な事を言っているんじゃない、などと本当に傷付く言動を投げ掛けられたことがあります。
この記事を見て思わず、そうそう!そうなんだよ!とコメントしてしまいました。
これからもずっとお二方を応援しています!
9月 28th, 2010 @ 4:49 PM
>黒さん
バランスの問題で、誰もがそういうところを持っているんじゃないかなって思いますよね。
自分の知識や経験なんて小さなもので、その中で線引きしたものなど簡単に揺らぐ可能性があるんだってこと、多くの人が認識できるといいですよね。