ふたりの老後計画
2009年7月6日 12:23|20 Comments|女ふたりの日々と旅
最近、本屋で雑誌を見ていると、「アラサーのおひとり様老後計画」みたいな特集が組まれているのを時々見かけます。
アラサーというのは、結婚や出産を本格的に意識する年齢であると同時に、それをしない場合のことも考え始めなくてはならない年齢なのですね。もうそんな歳か…とため息をついた私。
とは言え、私もグリ子さんと付き合うようになって、以前はまだ考えもしなかったようなことを、色々考えるようになりました。
結婚できず、子供もつくれず、カップル単位での様々な保障も受けられないとなると、同性愛者も独身の人と基本的には同じように自分の先々を考えなければなりません。
ふたりで暮らしていければ生活を支え合える点はラクだと思いますが、お互いの介護、老後、死後のことなども、法律的に夫婦という括りを得られない中で考える必要が出てきます。
雑誌には、老後の生活にお金はいくらぐらい必要なのか、親の介護はどのように考えればよいのか、マイホームの購入はどうするのか、子供がいない場合に誰に自分の財産を遺すのかというようなことが書かれていました。
なかなか悩ましい話です。自営業の私がいつまで働けるのか、どれだけ貯金を増やせるのか…。自分の家を持ちたいとは思いますがまだまだそんなの夢の話です。
大した財産は築けないにしても、公正証書などはいずれつくっておくべきでしょう。お墓はグリ子さんと一緒がいいなぁ…。
年齢的にはグリ子さんのほうが上ですが、私は身体も丈夫じゃないので、どちらが先かはわかりません。
でもグリ子さんをひとり残すのはあまりにも不憫なので、やっぱり私が見送りたいし…。(なんか縁起でもない話だけど)そんな話をグリ子さんとしていたら、
グ:「じゃあ、ミシェルが先に死んだら、アレちょうだい。あと、コレも。」
ミ:「形見の話かいっ。」
グ:「うそうそ。ミシェルがいなくなったら気が狂っちゃうよー。」
ミ:「グリ子さんがボケたら、若い介護士のお姉さんにベタベタしそう。」
グ:「するする~♪」
ミ:「それじゃ、なおさら先に逝けないよ。」
こんな話になりました…。
もちろん真面目な話もしますけどね…。
グリ子さんが持ってる土地に、ゲイやビアンが皆で住める建物をつくれたらいいよね、とか。
まぁ、その前にもし地球が滅んだら話になりませんけど。
まずは、お互いと家族が健康でいることを願うばかりです。
2009年7月6日 12:23|20 Comments|女ふたりの日々と旅
Comments
20 Responses to “ふたりの老後計画”
コメントはお気軽にどうぞ〜(承認制です)
7月 6th, 2009 @ 12:36 PM
分かります!
年齢差があると尚更老後は色々と心配になりますよね・・・。
将来のために今何が出来るか・・・。
をしっかりと見極めて行動していきたいな~。
と思います。
健康に対するケアはしすぎるほどしても良いかなと。
って、柄にもなく真面目に締めくくっちゃいそうなんで・・・。
グリ子さん、若い介護士さんにベタベタ・・・。
やりそう・・・(笑)。
7月 6th, 2009 @ 2:09 PM
ビアンやゲイがみんなで住める建物…妙に惹かれてしまいました!偏見とか差別もなくてお互いに恋愛事情を警戒せず話せて…凄く住みたい!…と、思ったのですが、自分が恋人が住むとしたらそれはそれで仲良くしてくれる女性をライバル視しそうで心配です(笑)
自分も相手も、その家族や周囲の人達も健康が一番ですね^^*
7月 6th, 2009 @ 2:14 PM
常に老後の問題は頭の隅っこにいますね。
医療系の仕事柄仕方ないと思うのですが、日々・超高齢化の煽りを浴び続けています。 (T-T)
血縁って何だろう?と思うことしばしばですよ(-_-)子供がいれば老後は安心!って時代は終わったんだなぁと、思い知らされる日々ですね。
福祉が今後もっと充実していって欲しいと思います。
7月 6th, 2009 @ 2:37 PM
>ルナさん
わははっ。やりそう…とか言ったらまたグリ子さんが「チッ(-_-メ」って怒りそう。
年下の私たちとしては、彼女の介護と自分が残されてからのことは、やっぱり心配ですよねぇ。
7月 6th, 2009 @ 2:39 PM
>鈴さん
建物内でライバル争い!そりゃ大変だ(^^;
でも、自分たちの本当の事情を互いに話せて、協力し合いながら生きていける仲間って、必要ですよね~。
7月 6th, 2009 @ 2:46 PM
>小槙さん
そうですよね。血縁者に限らず協力できる者が協力するということが必要になっていく時代なんでしょうね。これは同性愛者に限ったことではないですね。家族っていう概念自体、考え直さないといけないような気がします。
7月 6th, 2009 @ 5:23 PM
はじめまして。いつも更新楽しみにしています。
ミシェルさんのお話を聞いて、結婚の権利の重要さを改めて考えさせられました。
あと、若い看護婦さんの話を読んで、老後がすこし楽しみになりました。(笑)
グリコさんの土地に、将来老後を過ごせる、若い看護婦さんいっぱいの老人ホームを立てては?(笑)
7月 6th, 2009 @ 5:33 PM
>ワラビさん
若い看護士さんがいっぱいの老人ホーム…(笑)シングルのビアンは大喜びですかね~。
まぁ、できる限り自分が介護してあげたいですけどね。
そこまで年とる前に、まず一緒に住める家が持てればいいんですが(^^)
7月 6th, 2009 @ 8:56 PM
前に見た映画でゲイがみんなで住める建物の
話がありました。
邦画でした。なんてタイトルだったかしら><
思い出したら書き込みしますね。
シオンもすごく将来のことを考えます。
たまにすごく不安になりますが……….
でも、自分に嘘はつけないのでこれからいろいろ考えないといけないなと思っています
7月 6th, 2009 @ 10:42 PM
(*^ー^)ノミシェルさんの傍にはグリ子さんがずっと居て欲しい。
読者の願いかも(o^-')b
生命保険に働いてた友人にはカムしてた
ので聞いてみたんです。
「受取人を彼女に出来るか?」
答えは可能だとの事でした。
ただ、色々(。-人-。)段階を踏まなきゃ
いけないでしょうけど。
家も欲しいですよね。。。。
私が住む街は幸い中古マンション
中古戸建てなどは格安な物件がかなり
あるので買う氣になれば購入も
可能でしょうね。賃貸に住むより安い
金額で返済も可能ですし。
まずは、健康は財産です。
朗らかに生きて生きたいですね。
7月 6th, 2009 @ 10:52 PM
>blue-powerさん
生命保険はOKなところもあるって私も何かで見かけましたよ~。勤めている方がそう仰ってたなら信憑性ありますね(^^)
でもホント、何より健康が一番ですね。身体の健康を保つには心の健康も大事だと私も思います。
7月 6th, 2009 @ 11:01 PM
>シオンさん
あ、その映画、なんか私も聞いたことあるような。
私は映画で言うなら『スパニッシュ・アパートメント』とかみたいなイメージですかね(^^)
7月 6th, 2009 @ 11:39 PM
老後…私の老後もあるけれど、親の老後のほうが早いです。
早く働かないと介護に時間をくわれてしまって、仕事ができなくなるかもしれないですからね…
どうにか貯金していくことが私の中じゃ優先的かなと今のところ思っています。
自分のことなんて二の次じゃないと多分やっていけないです^^;
7月 7th, 2009 @ 12:03 AM
>緋那さん
私やグリ子さんも自分たちの老後というよりは、まだ親の問題が先ですよー。私が学生の時はそこまではまだ考えてなかったなぁ(;^_^A
でも何をするにもたしかにお金は必要ですね。
切実すぎて言葉が見当たりませ~ん(T_T)
7月 7th, 2009 @ 11:43 PM
考えるととても気が重くなります。
扶養家族の時もあって年金で生活していけるのかどうか不安だし、彼女と一緒に暮らしていて、もし病気になって彼女に迷惑をかけることになってしまったら・・・
考え出すとキリがありません。
でも・・・
二人一緒ならなんとかなんとかやっていけるんじゃないか、そんな淡い希望を胸に彼女との同居を目指しています。
とりあえず、個人年金始めました(^_^;)
7月 8th, 2009 @ 12:54 AM
いけないと思いつつ・・・逃げてますね^_^;
でも持病あるし多分このままシングルだろうと思うのでちゃんと考えなきゃなーと、思うだけですが。
グリ子さんの老後の行動(妄想?)にまでヤキモチ焼いてるミシェルさんがカワユスでしたww
7月 8th, 2009 @ 8:13 AM
>豆うささん
お金とか健康のことは本当に心配ですよね。私もこれからが大変だろうなって、考えると気持ちが沈んだりします。
でも、先の目標みたいなものができると、今やれることがわかってくる気がしますね。
7月 8th, 2009 @ 8:19 AM
>ぽんずさん
だってグリ子さんの行動が目に浮かぶんですよぉ~(-.-;
いつかは皆ひとりになるんですよねぇ…ふたりでいても、ひとりでいても。考えたくないけれど。
7月 3rd, 2012 @ 8:42 PM
シオンさんが仰っていた邦画はメゾン・ド・ヒミコですよ~。
あの映画みたいなビアン向けの老人ホームや集合住宅があれば、心強いのになぁと思いながら見ました。
(もしくは、ビアンが密集してる地域(Lの世界みたいな)も憧れますね)
7月 3rd, 2012 @ 11:14 PM
>緑さん
書き込みありがとうございます。
都心ではシェアハウスなども結構増えているみたいですが、お年寄りの数が増えていくのできっとそういう住まいのあり方が広がっていくのではないかなあと思うんです。ビアンやゲイの間でも需要がありそうですよね。孤立死も問題になっているし。自分の将来を考えても近所同士のつながりがあると心強いと思います。