『ハニー&ハニー』の文庫版
2009年7月14日 12:20|12 Comments|トレ・ビアンな映画&本
先月文庫本が発売されましたね~。
文庫じゃないほうを手にしたのは随分前だったので、この機会に改めて読ませていただきました。
ずっと前に著者の『午後のハレンチティータイム』をご紹介しましたが、こっちのほうが代表作ですよね…(汗)
今回の文庫は過去に発売された『ハニー&ハニー』と『ハニー&ハニーデラックス』が1冊にまとめられたものです。
内容は、女同士の出会いやお付き合いについて、ほのぼのタッチのイラストで描かれたコミックエッセイ。
用語解説や、「こういうことあるある!」的なエピソードがひと通り網羅されている感じなので、ビアンの入門書のような印象です。
FtMのお友達もよく登場しています。
さて、私自身も彼女ができて、改めて読んで色々発見がありました。
「うんうん」とうなづける話が多いのですが、皆それぞれなんだなぁと思うことも。
たとえば嫉妬の話とか。この本に描かれているカップルと、私とグリ子さんのやりとりって、ちょっと違うなぁとか。
あと、ビアンは喫煙率が高いという話。他でも聞くんですけど、私の仲間に喫煙者いないなぁとか。
うちの場合、年の差カップル特有の事情もあったりしますが、年齢の近いカップルだとこういう感じなのかなと思う部分もありました。
グリ子さんも「面白い」と喜んで読んでいましたが、世代の違いによって違う感想もあるかもしれません。
シモな話題もちょこちょこ出てきます。
『午後のハレンチティータイム』を読んだ時に、グリ子さんが「え~これはそうでもないけどな~」などと異論を唱える箇所もあり、これも感想は人それぞれかも。(ふふっ)
私自身が、女性と付き合ったのが初めてであり、男性との恋愛経験もあり、イベントなど目にするものも初めてだらけ、という…バイ目線と言うか、ノンケに近い感覚もあると思うので、見え方の違う部分もあるかもしれません。
この本では触れていない、もっと苦しんでいる人たち、同性カップルならではの悩み、シングルならではの悩みなどもたくさん存在するのが実情だとは思います。(もちろんツライ話をツラそうに語っていない所も、この本の魅力なのですが)
が、ビアンであってもその辺の女の子となんら変わらないということ、一方で、セクシャルマイノリティも十人十色であるということ、などよくわかる本だと思います。
かわいらしいイラストで手に取りやすいですし、特に若い世代やノンケさんが、ビアンを身近な存在として知るのに良い手がかりになるのではないでしょうか。
あぁ、サチコとマサコがぁ~
2009年7月14日 12:20|12 Comments|トレ・ビアンな映画&本
Comments
12 Responses to “『ハニー&ハニー』の文庫版”
コメントはお気軽にどうぞ〜(承認制です)
7月 14th, 2009 @ 1:46 PM
の前の本かな?を本屋さんで立ち読みして、
買おうと思ったのですが、その隣にあった
「おかまだけどOL~」の方を先に買ってしまって
まだ手元にないです(´∀`)
文庫本だったらちっちゃいし読みやすいですね☆
今度本屋さんで探してみよー(^ε^)
7月 14th, 2009 @ 3:33 PM
ハニー&ハニーシリーズ、見つけたとき なんだかうれしくなって、買いました(*^。^*)
なかなか 女カップルのリアルな日常ノマンガってなくって、読みたいなあ、って思っていたので、
うんうん、わかるなああ、って思いつつ、読んでました。ボーイズラブはいっぱいあるのですよね、、(~o~)
最近、カップルブログを始めたばかりなのですが、ミシェルさんたちのような 素敵カップルめざしてやってゆきたいな(*^_^*)
7月 14th, 2009 @ 4:04 PM
初めまして!
最近、自分はバイかもしれない…と思い始めた高校生です(このブログには年齢制限ってありませんよね…!? ^^;)。いろいろ調べてるうちにこのブログに辿りつき、3日かけて一気読み(と果たして言えるのかはわかりませんが…)し、追いつきましたので、コメントさせて頂きます。
最近ずっと自分の感情について悩んでいたので、このブログを読んでスッキリすることができて、ミシェルさんには本当に感謝しております。思いのほか、ビアンの方々が多いことにも驚きました!とても心強いです(^^)
ミシェルさん一押しの本や映画もチェックしてます!特に『Lの世界』がすごく気になっていて…。今は親元離れて海外に住んでいるのですが、日本に帰ったら親に隠れて借りてみたいと思います♪
グリ子さんとミシェルさんのお二人はとってもラブラブで、落ち着いていて(安定した、という意味で…)、愛し合ってる、その温かい感じがミシェルさんの文章からヒシヒシと伝わってきて、胸の中がほんわりと温まるような気がします。私もいつかこのようになれたらイイなぁ…なんて思います。どうぞ、お二人でずっとラブラブで、ちょっと(?)エロティックな生活を送ってくださいね!(笑)お二人の幸せが私の幸せです…♪
ミシェルさん、指の怪我はやく治るといいですね…。グリ子さんに舐めてもらえば、愛の力できっと…!?(ぇ)ブログ、毎日楽しみにしてます!ミシェルさん本当に文才ありまくりですよ~。羨ましい限りです(^^)
グリ子さんにも、よろしくお伝えください。実は、めちゃくちゃタイプなんです…!!(コラ)
お二人の料理が食べたいっ!というか、愛の巣に乱入したいっ!!(切実。笑)
お忙しいところ、乱文&長文で失礼いたしました。日本語がオカシイところがありましたら申し訳ございません…(–;)お二人ともお体に気をつけて、ラブラブの生活を営んでくださいませ♪(笑)
またお邪魔させて頂きますね!
P.S. グリ子さん、(主に私が楽しむ)ネタ提供として、頑張ってミシェルさんを襲っちゃってくださいw(ォィ)
…本当に失礼いたしました!
7月 14th, 2009 @ 4:29 PM
興味深いですよね。私の職場にビアンカップルさんがいまして(*^o^)/\(^-^*)2人ともツンデレ(笑)見てて恥ずかしくなるほどラブラブで^^; 休憩室なんかではイチャコラが始まる(笑)だからと言って(^o^;)『私も女が大好き』とはカムできませんが(笑)
7月 14th, 2009 @ 7:29 PM
>ようこっちさん
『オカマだけどOL~』の本も以前ご紹介しましたけど、面白いですよね~。文庫版はお得だし読みやすいのでGoodでした(^^)/
7月 14th, 2009 @ 7:38 PM
>しぇらたん&りょうさん
ありがとうございます(*^.^*)
ストーリーものでなく、ビアン事情を紹介しているコミックというのは私も他にあまり知りません。
そういう意味でもこの作品は先駆的ですよね。
7月 14th, 2009 @ 7:46 PM
>もかさん
うわ~、一気読みありがとうございます!
海外で頑張っているのですね。学生の頃って私もいろんな悩みがあったので、もかさんのような若い人の反応は、特に気になります。
そういうコメントをもらえるのは、とてもうれしいし、私も励みになります。
またぜひ遊びに来てくださいね♪
7月 14th, 2009 @ 7:50 PM
>blue-powerさん
あら~、職場にあきらかなカップルさんがいるってすごいですねぇ(^^)
でもやっぱり意外と身近にいるものなんですよね。気付くかどうかというだけで。
7月 15th, 2009 @ 8:46 AM
その本の筆者の方がここでブログやってますよね?確か…『佐知子のブログ』ってタイトルで!最近は話についていけてないですが、前の日記は佐知子さんの毒舌な話題とかもあって読んでました(*^_^*)
辛い所を一切書いてないことが、読んでる自分に自信を与えてくれた感じもします(・∀・)
そうなれたらいいなって…
でもそこまで開き直れないのが実際のところなんですが(/_・、)泣
サチコとマサコ…
一体何が…気になりますね~
書店で買うのを躊躇った私は、携帯のサイトでみようかな(>_<)
7月 15th, 2009 @ 8:49 AM
すいません(>_<)
佐知子じゃなくて佐千子のブログでした!失礼しました!
7月 15th, 2009 @ 9:13 AM
>しろくろさん
そうそう、ブログも書いてらっしゃいますね。
文庫本の発売はそこで知りました(^^)/
悩むのは止めて明るく行こう!ってなれる人と、そうでない人といると思うんですよね。
本人が吹っ切れていれば見ていてすがすがしいですが、辛いものを無理に平気と言う必要はないと思いますよ~。
7月 15th, 2009 @ 11:07 AM
>ミシェルさん
うちは2人とも一応バイで、私の方は…自分が何なのか分からずグラグラしていて月経も気分次第でとても不順です(笑)
でも、この前ミシェルさんの日記に自分の中の男と女の話を読んで妙に納得しました(*^_^*)
本当…十人十色ですね!