ビアンのお仕事
2010年4月2日 22:00|20 Comments|女ふたりの日々と旅
私は結婚やら病気やらでこれまで何度か職場を変えてきた結果、今の自宅で仕事というスタイルに落ち着きました。
かろうじてつながれてる凧のような不安定さはありつつも、自分の体調とか時間を管理できる今の状況はありがたいもの。
…と言いつつ、時々オーバーワークで死にそうになったり、精神的な波が若干支障をきたすこともあったりで。
いつも朝早くから出勤し、何があってもちゃんとオンとオフを切り替えているグリ子さんを見ると、エライなぁと思います。
私も外で働いてた頃は、深夜帰宅に休日なしとかザラでしたけど一度今のペースになるともう…
彼女に言わせれば「ひとりでも生きていけるように仕事だけはちゃんとしなきゃって思ってきたもん。」とのこと。
女同士で暮らしているカップルの中には、うちみたいに共働きのところもあれば、一方が働いてもう一方が家事担当みたいなところもあるみたいです。
共働きだと裕福かと言えば、都心だとか職種によっては賃金も(仕事量も)男女差はさほどないと思いますが、広く一般的には女性のほうが平均賃金がやや低いと言われているようです。
となれば、男女カップルやゲイカップルに比べれば、女ふたりの総収入は低いケースが多いのかもしれない。
でも、キャリアウーマン同士、裕福に暮らしているビアンカップルも結構いると聞きます。
男女カップルで言えば、転勤や結婚、出産、育児でキャリアを休止することになるのは、多くの場合女性。
そういう意味では、たとえば医療系やクリエイティブ系など、女性が家庭と両立しながら続けるのが大変と言われる職業でも、バリバリにキャリアを築くことは叶いやすいのかもしれません。
実際に、そういった仕事で活躍しているビアンは多いようです。
キャリア志向の女性にとっては、ある側面では憧れる部分かもしれません。
自分で自分の面倒は見るという、確固たる信念と仕事ともしもの時の備えと…それはシングルであれば誰だって必要なものなんだろうけど…。
でも自立してたって皆ひとりで生きてるわけじゃないんですよね。
仕事と家庭と個人のあり方が、少しずつ多様化している世の中。
より多くの人たちにとって、いろんな生き方を選びやすくなっていくといいなあ…と思います。
2010年4月2日 22:00|20 Comments|女ふたりの日々と旅
Comments
20 Responses to “ビアンのお仕事”
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4月 2nd, 2010 @ 10:43 PM
私はキャリア志向の人間なので、
いつか結婚や子供を産むことでそのキャリアに
ストップがかかる事がずっと嫌だなと思ってました。
仕事を止める事無く子供ができる男性が羨ましくて羨ましくて。
(まさかその後自分がビアン人生を歩んで行くなんて思っていなかったですし・笑)
そんな私なので、彼女が外でバリバリ働くより家に居て食事の用意や家事をしてくれる方が嬉しいですね♪
4月 3rd, 2010 @ 1:09 AM
あたしは ビアンちゃんではないのですが
シングルで二人の子供を育てながら がむしゃらに働いてきました
やっぱり 奥さんが欲しかったですσ(^_^;)
きちんと 家庭を守ってくれる人がいれば 働き甲斐も・・・
世の中の男性諸氏の 気持ちが少しだけ分かるきがします。
時代はかわりましたけれどね(´0ノ`*)
4月 3rd, 2010 @ 1:17 AM
>ナナさん
私も結婚してた頃はなんで女ばっかり…って思ったりしてましたよ~。
女同士でいると、プライオリティとか向き不向きの問題なのかなって気もするんですけどね。
完璧にお互いマイペースで一緒に暮らすってなかなか難しいから、その辺が合うのって大事かもしれませんね。
4月 3rd, 2010 @ 1:48 AM
>kaguya=☆さん
育児しながらシングルで働くって、ものすごい体力も精神力もいるだろうなと思います。
働くことの目的は人それぞれなんだろうけど、働き続けるモチベーションが維持できる環境って大切ですよね。やるっきゃないのよってことも多いですけど(^-^;
4月 3rd, 2010 @ 9:17 AM
私は自営しています。雇われている時は修業だと思い働いていました。自分がお金を生む存在になれば、どこの国、地域でも生きて行けるとずっと思って来ました。結婚という選択肢がなかったですし、パートナーと言える人に出会えるとは思ってなかったからだと。収入が安定し出したのは近年ですが、それよりも楽しいのがありがたいです。 ハニーが10歳年上なので私が働いてハニーにのんびりしてもらいたいです。
4月 3rd, 2010 @ 11:41 AM
>イクポンさん
ある程度自分のペースでできるっていうのはやっぱりイイですよね~。私もどこでもやれるっていうのも大きいかな。収入面はもうちょっと頑張りたいですけどね、先々のためにも。
4月 3rd, 2010 @ 10:28 PM
とっても固い職種の事務所を開いてます。で、パートナーはアシスタントスタッフとして公私にわたり私を支えてくれてます。ありがたくも多忙を極める昨今、昔のまま男性パートナーと結婚を継続していたとしても破たんは時間の問題だったなあと・・・ただ、私の身に何かあったときは事務所の継続は100%不可なので、パートナーと子供たちが路頭に迷わぬよう、全財産の半分をパートナーにという内容の遺言は既に貸金庫に入れてあります(^^ゞ
4月 3rd, 2010 @ 11:16 PM
>ももきちさん
貸金庫に遺言…私の仕事がもし破綻しても彼女が生活に困ることはなさそうだけど、自分の意志やら整理して伝えるべきことはちゃんとしておかないと…と思ったりします。
ももきちさんのように仕事をパートナーと共同でやってる人もいるし、そういうことって大切ですよね。
4月 4th, 2010 @ 2:09 PM
「1人で生きていけるようにちゃんと仕事だけは。。。」私もずっとそう思って来ましたが、体を壊し今は専業主婦をしてます。
新米なんで、子供も出来ないのに働かなくていいのか?と葛藤する毎日ですが。
ミシェルさんの言うように色んな形が当たり前に存在すればもう少し楽に生きれるのかな?と思ったりします。
まあ、なんにせよ自分次第なんですけどね♪
4月 4th, 2010 @ 5:53 PM
>森さん
私も身体壊したりで仕事してなかった時期にはやっぱり色々葛藤してました。
女性は結婚、出産するのが普通というような風潮もあるし、同性愛者も異性愛者もそこにあてはまらないと生きづらい状況がありますよね。
4月 5th, 2010 @ 10:14 AM
タイトルのとおりです。
毛布に包まっていてかわいい…なんというか,自分が出勤する側だったら,有給とっても許されるだろうかと葛藤してしまいそうです。
変なたとえですみません…猫を飼っているのですが,寒い朝にも私の布団から出勤する私を横目に二度寝のためにもぞもぞしながら見送るところとダブって見えました。
あああ~,ああいうときってすごく行きたくないんだよな~と思うと,グリ子さんの気持ちも同じか?と気になりました。
話は変わりますが,ビアンでもゲイでも,普通の同棲カップルのように仕事に行ったり一緒に共同生活する上では,昔よりも偏見もないし生きやすいのかな?と感じました。
シェアハウスについてのTVを見たので,似た感じだと思っている部分もありますが,結婚していなくても,そして同性でも同棲していたり,また多人数での共同生活が「アリ」だと認められる世の中で,まわりも変だと思わないようになっているのは,確かに周りの偏見も減っていますよね。
その人がこう生きたいっていうのを,周りの人がそのまま受け入れて不自由なく生活出来る。当たり前のことが,どんなに受け入れられてなかったかを思うと,考えさせられます。
4月 5th, 2010 @ 12:06 PM
>みっちさん
イラスト、E.T.の記事のグリ子さんと見比べると面白いかも(笑)
今後は友人同士で住む人や、老後のルームシェアを考える人も増えてくるかもしれませんよね。そのようなことも含め、家族っていう概念も変わってくるのかな…と思ったりします。
4月 8th, 2010 @ 12:09 AM
はじめまして。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
自分は今年、大学3年生で就活なのですが、
レズビアンとしての将来を考えるとなー、と色々悩んでます。
もう少し、学部をちゃんと選ぶべきでした(
学生目線だと、社会には見えないところだらけで難しいです……
アンケートもぽちっとさせていただきました。
これからも更新楽しみにしています。
語学の勉強も楽しそうで羨ましいです!
4月 8th, 2010 @ 6:48 PM
>Zさん
ありがとうございます(^-^)
就活時代って私もいろんな葛藤があったなあ。
今より見えてないことも色々あったけど、あの頃の想いって忘れないでいたいなとも思います。
学校での勉強はたしかに糧になってるけど、私の今の仕事の土台は自分の趣味ですよ~。
就活がんばってくださいね!
4月 9th, 2010 @ 5:32 PM
こちらのブログがあるおかげで、「同性婚の正式な許可を求めて」に署名することができました。機会を与えて下さりありがとう!!
4月 10th, 2010 @ 4:28 PM
>telaikaさん
今ではいろんなところでリンクを貼られているみたいです(^-^)日に日に票が増えていますね!
1月 20th, 2011 @ 5:46 AM
なんだか寝付けなくてこちらにお邪魔しています。
どっかの有名な人の言葉だったと思いますが
「能無しの女性が重要なポストに就いたとき
初めて男女平等は成立する」
だそうです。男女平等は難しいですね。
私自身はあまり平等になりすぎても生物的な男、女だと
どうなんだ?と思ったりします。
あまりにも平等すぎると、もしかしたらオスは機能しなくなったり、メスはメスでなくなったりするのでは
と最近考えます。
1月 21st, 2011 @ 7:46 PM
>通りすがりにさん
そうですね。個々の違いや状況をふまえた上で等しくチャンスを得られるとか能力を生かせる場があるというのが本当の「平等」なのではないかと思います。
そうではなくただ表面だけ平等と言っているのでは、かえって偏った状況が生まれるだろうし、実際今の世の中はそういうふうになってしまっているところがたくさんある気がします。
それにしても皆それぞれの視点があるために平等とか公平とかいうのは難しいものですよね。それに仰るとおり、ジェンダーと社会的な役割って、文化圏によっても違うのでしょうけど、まったく違いがなくなるとどうなるのか、それは本当に可能なのか、という疑問もありますね。
2月 3rd, 2011 @ 1:19 AM
コメントいただけるとは思っていなかったのでびっくりしました。うれしいです。ありがとうございます。
私は同性愛というものに少し偏見があったのですが
こちらのブログを読みまして、結婚制度をすぐ作るのが無理であるならせめてパートナー制度を作ってあげなよ と思うようになりました。
二人の熟年カップル(失礼!笑)のような ほっこり具合に癒されます。
恋愛において自由に、幸せに生活できるような日本になることを祈ってます。
お力になれるようこれから協力します。
お身体無理されずにでもブログは続けてくださいね笑
楽しみにしています。では。
2月 4th, 2011 @ 11:30 AM
>通りすがりにさん
こちらこそうれしいです。きっかけはなんであれ、このブログを読んでくれた人がそんなふうに思ってくれるのは、やっててよかった!って思います。
同性カップルも異性カップルも同じようにいろんな生き方を選べるような制度ができることを願っています。